
庭に植物を植える際、最も気にすることがあります。それが「草丈」と「樹高」です。
宿根草や低木のカラーリーフであっても、成長して1mを超えてくると剪定が必要になり、管理の手間が一気に増えてしまいます。
そこで、私が実際に行っているのが、不織布ポットを使った根域制限です。
根域制限とは、植物の根が伸びる範囲を意図的に制限する方法です。鉢植えのように完全に地上で育てるのではなく、不織布ポットなどの容器を地中に埋め、その中で根の広がりをコントロールします。
今回は、「地植えで不織布ポットを使った根域制限」のメリットと、実際の使い方について紹介します。
「地植えで不織布ポットを使った根域制限」のメリット

地植えで不織布ポットを使った根域制限には、主に3つのメリットがあります。
私は、3ガロンのサイズをよく使います。
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根域制限による草丈・樹高の抑制
今回のテーマである、不織布ポットを使った根域制限が一番の目的です。
根が伸びる範囲を制限することで、植物の成長をある程度抑え、庭での管理をしやすくすることができます。
特に、アジサイなどの低木類との相性が良い方法です。

私自身、以前アジサイを地植えしていたことがあります。しかし、成長すると剪定が必要になり、年に3回ほど剪定することもありました。
管理が大変になってしまったため、最終的には15本ほど抜いた経験があります。
いくら低木といえ、一度根付いてしまえば伐根に多大な労力がかかります。
見た目と管理性の両方を考えるうえで、根域制限は有効な方法のひとつだと感じています。
ベリー類のサッカーを抑える

ラズベリーなどのベリー類は、株元だけでなく地下部から新しい芽が出て、植えた場所から離れたところまで広がってしまうことがあります。
このように地下部から出てくる新しい芽が「サッカー」です。
ベリー類は実を収穫できるという大きな魅力がありますが、庭に地植えすると、気付いたら別の場所から芽が出ているということもあります。
私自身、実際にお隣の庭にまで芽が出てしまったことがあります。
そこで、不織布ポットを地中に埋めて、根が広がる範囲を限定します。
不織布ポットを使ったからといって、根やサッカーの広がりを完全に防げるわけではありませんが、何も対策せずに地植えするよりも、根が広がる範囲をある程度コントロールしやすくなるため、ベリー類の管理方法のひとつとして利用できます。
庭全体の管理性を高められる

不織布ポットを地植えすることで、庭の管理性を高めることができます。
根域制限というと、一般的には植木鉢などの容器に植物を植えて管理する方法もあります。しかし、鉢植えにすると、水やりという新たな管理作業が発生します。
その点、不織布ポットは水を通すため、地中に埋めて地植えにすることで、鉢植えのように頻繁な水やりをする必要がなくなります。
さらに、根域を制限することで植物の成長をある程度コントロールできれば、剪定の回数を減らすことにもつながります。
庭の管理では、一つひとつの作業は小さくても、それが積み重なることで大きな負担になります。
だからこそ、水やりや剪定など、管理する内容を一つずつ減らしていくことが、メンテナンスの少ない庭づくりにつながると考えています。
「地植えで不織布ポットを使った根域制限」の使い方
メリットも紹介したので、早速ですが、実演してみたいと思います。
用意するもの

・不織布ポット
・土(配合土、または培養土)
・植える植物
・スコップ
作業
植える場所を決める

まずは、植物を植える場所を決めます。
最初にある程度、植える場所を決めておくことが重要です。場所が決まったら、そこを掘っていきます。
このときに考えておきたいのが、掘り出した土をどうするかということです。
不織布ポットで掘り出した土を使って根域制限する場合は、先に穴を掘って土を不織布ポットにいれてから、必要に応じて土壌改良を行う必要があります。
植物を植える

不織布ポットに土を入れ、植物を植え付けます。
土は不織布ポットの7~8割程度まで入れてから植えるようにします。あまり土を入れすぎると、上部から根を張り巡らしてしまうため、ある程度、不織布を残しておきましょう。

不織布ポットを地面に埋める

植物を植えた不織布ポットを、地面に埋めていきます。
スコップで地面を掘りながら、不織布バッグの位置や高さを調整していきます。
ここで注意したいのが、不織布ポットを完全に地中へ埋めてしまわないことです。
不織布ポットをすべて土の中に入れてしまうと、そこから根があふれて広がる可能性があるため、植える深さには注意が必要です。

大量に水を与える

最後に、たっぷりと水を与えます。
植物に水を与えるだけでなく、土砂を流し込むようなイメージで、できるだけ不織布ポットと周囲の土との間にできた隙間を埋めていきます。
隙間が残ったままだと、植え付け後の状態が安定しにくいため、十分に水を与えて土をなじませれば完成です。
まとめ

いかがでしたか?
不織布ポットに植物を植えてから地中に埋めるという、比較的シンプルな方法ですが、根の広がりをコントロールしながら地植えできるのが、この方法の大きなポイントです。
すこしでもメンテナンス性を高めたい方は、庭の管理方法のひとつとして活用してみてください。
