【肥料入門】カリウム(K)について簡単解説│根を作る成分ではなく、水の移動に関わる肥料!

カリウム 肥料 園芸雑記
カリウム K

植物の生育に必要な三大要素である窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)。
今回、説明するのは、カリウム(K)です。

この、カリウム(K)は一般的に「根」の肥料と呼ばれていますが、各肥料成分を説明する上で、一番最初に語るべき肥料成分だと個人的には思っています。

結論から言ってしまうと、植物が肥料を吸収する上で、「水に溶けている」ことが重要で、その「水」を吸うためにカリウム(K)が関わってるからです。

私の意見ですが、専門家でも研究者でもないので、できるだけ、簡単に説明したいと思います。

こちらの記事を読んでいると、理解が早まると思いますので、先にお読みください。

カリウム(K)って?

カリウム 根

カリウムは「根肥(ねごえ)」と呼ばれることもありますが、厳密には根を直接つくるための成分というわけではありません。植物の水分調節や養分の移動、酵素の働きなど、さまざまな生理機能を支えています。

そして、光合成でつくられた糖を植物の各部位へ運び、成長や代謝に利用するうえでも重要な役割を担っています。

カリウムが吸収される形態

無機化 説明資料

植物が根から吸収するカリウムの形は、主にカリウムイオン(K⁺)です。

例えば、園芸でよく使われる硫酸カリウムや塩化カリウムは、水に溶けるとカリウムイオンを放出します。このカリウムイオンを植物が根から吸収し、成長に利用します。

浸透圧の調整(最重要)

カリウム 肥料 浸透圧

カリウムの重要な役割のひとつが、浸透圧の調節です。

植物が根から水を吸収する仕組みには、浸透圧が関係しています。根の細胞内に溶けている物質の濃度が高くなると、水が細胞内へ移動しやすくなります。

そして、カリウムは、植物の細胞内に多く存在するイオンのひとつで、細胞内のカリウムイオンの濃度を調節することで、浸透圧や細胞内外の水分移動に関わっています。

これが植物が肥料を吸収する方法のため、肥料が「水に溶けている」ことが重要なのです。

逆に、「肥料焼け」と呼ばれる現象は、根っこのイオン濃度より、土壌中の肥料濃度が濃くなり、根から土に水が流れてしまう現象のことです。

この仕組みを知ってるだけで、肥料理解力が格段にUPします。

カリウムの欠如障害

カリウム 欠如障害

カリウムが不足すると、植物の水分調節や酵素の働きなどに影響が出て、生育が停滞する場合があります。代表的な症状のひとつが、古い葉の縁から黄色くなり、さらに進行すると褐色に枯れ込む現象です。

これは、カリウムが植物体内を移動しやすい成分であるため、不足すると古い葉から新しい葉などへ再分配されることが関係しています。その結果、古い葉に症状が現れやすくなります。

カリウムの過剰障害

カリウム 肥料 過剰障害

間接的障害ですが、土壌中のカリウム濃度が高くなりすぎると、同じ陽イオンのマグネシウムやカルシウムの吸収が抑えられる場合があります。個人的には、欠如障害の方が影響が大きいと思っています。

代表的なカリウム肥料

カリウム 肥料

有機肥料

草木灰、堆肥(数%含まれる)

化成肥料

塩化カリウム、硫酸カリウム(個人的におススメ)

まとめ

まとめ

いかがでしたか?
カリウムについて、最低限知っとくべき内容をまとめてみました。

カリウムを知ることで、肥料の知識が少し広がると思います。

是非、あなたの家庭菜園やガーデニングライフに役立ててみてください。

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